ソファの選び方(大きさ編)
ソファはインテリアの中でも大きく、存在感が出ます。
また、家族が多くの時間を過ごす場所のなので、重要度の高いインテリアです。
そんなソファの”選び方”をご紹介します。
Contents
①ソファのサイズは大きければ大きい程良い
お家の中で家族がくつろげる場所は多いにこした事はありません。
ですので大は小を兼ねるではないですが、ソファは大きいに越したことはありません。
②ソファの〇人がけには気を付けて 2人暮らし=2人掛けはの考え方は注意
ソファには「〇人掛け」と大きさが記載されている事があります。
なので「2人で暮らしているから、2人掛けにしよう!」と決めてしまうかもしれませんがあまりお勧めはしません。
なぜかというとメーカーによって「〇人掛け」の大きさの基準が異なっています。
2人掛け(W1400cm~180cm)のソファを2人で座ってみると、意外と距離は近くなります。
また、お子様がいらっしゃるお家で、お子様が小さい時はまだ一緒に座れるかもしれませんが、お子様が成長された時を想像するとなかなか一緒に座れる距離感ではないかもしれません。
さらにソファはゴロンと寝転がる事が多いと思います。
一人がゴロンと寝転がるとソファが一人専用の物となってしまい、せっかくの家族が集まる場所なのに、家族が集いにくくなってしまいます。
3人掛け(W296cm)のソファに座ってみると、何となく自然な距離感ではないでしょうか?
もちろんその感覚は個人個人違う物ですので一概にはそうと言えません。
しかしこのくらいのサイズですと二人がゴロンと寝転がれますし、中学生、高校生のお子様がいても一緒に座りやすい距離感だと思います。
くつろぐ居場所が多いと、自然に家族がリビングに集まってくるかもしれませんね。
ソファの置き方次第で選べる大きさは変わる
「真ん中置き」「壁置き」
これまでのお話で「ソファ大きい方が良い」という事を何となくお分かりいただけたかもしれません。
しかしソファ選びで重要なのは”お部屋の大きさ”です。
大きいソファが良いけども、置けなければ元も子もないです。
下の画像は一般的なLDK(18畳)の間取りです。
キッチンを除くと約12畳ほどとなります。
お部屋の幅は364cmである事が多いです。
図面の364cmは柱の中心か柱の中心までの距離になるので、壁から壁の距離は約350cmになります。
そこに横幅200cmのソファを真ん中に置くとだいたい両側で75cm程の通路が確保されることになります。
通路幅75cmは最低限の幅ですので、ソファの大きさは200cmぐらいが最大の幅になります。
またソファの置き方は大きく分けると「真ん中置き」「壁置き」の2パターンに分けられます。
まずそれぞれの特徴をまとめてみました。
「真ん中置き」ソファの特徴
LDKの間取りに「ダイニングテーブル」「ソファ」「テレビ」の配置方法です。
「川の字」の配置とも呼ばれます。
下の図が「真ん中置き」で配置した間取りです。
①リビングダイニングの空間が分断されてしまう
せっかくのリビングダイニングがソファを真ん中に置くことで空間が分断されてしまいます。
②ソファの前の空間が狭くなってしまう
①とも通ずる内容ですが、空間が分断されてしまった分、ソファ前の空間が狭くなってしまいます。
③家族の視線が合わなくなってしまう
ダイニングからソファを見ると、ソファに座っている人の後頭部しか見えません。
キッチンから呼びかけると後ろ頭で返事されそうです。
「壁置き」ソファの特徴
塩田家具でおすすめしているソファの置き方です。
下の図面を見ていただいて分かるように同じお部屋の間取りですが、大きなソファが置けています。
①リビングダイニングに繋がりが生まれる
「真ん中置き」とは違い空間が分断されないので、リビングダイニングが一つの空間になり、お部屋が広く感じます。
②ソファの前の空間が広くなる
これも①に通ずる事ですが、ソファ前の空間が広くなることで家族が過ごしやすい空間になります。
③家族と視線が自然と合う
ソファを壁置きにする事で、ソファに座る人の視線が自然とお部屋の中心に向かう形になります。
ダイニングやキッチンにいる家族と自然と視線が合い、会話も弾むかもしれません。
部屋の間取りを決める前にソファ選びを
ご新築やリフォームを計画されているお客様におすすめのソファの置き方をお話していると良く出くわす場面があります。
それは「間取りが決まっていてソファを壁置きにできない」ということです。
お家づくりをされている方の大多数が完成間近や間取りの変更が出来ない段階でご来店される事が多いです。
お気に入りのソファがあるのに間取りのせいで置けない
という状況にならないためにもお部屋づくりの前にお越しいただく事をお勧めします。