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コラム

3daysofdesignに行って来ました 1

会場を循環する⁉️送迎車(乗れませんでしが・・・)

インテリアコーディネーターの清水です。2017年ミラノサローネに行って以来の北欧デンマークの見本市3daysofdesignに行ってきました。海外の見本市と言うと、なんと言っても1 ミラノサローネ・2 ケルン国際家具見本市・3 メゾンドオブジェ(パリ)が、三代見本市と言われるらしいのですが、近年この3daysofdesignも世界中から人が集まるようになって来たとの事。まだまだ根強い北欧人気、しかしそれだけでは無いという事実を今回の出張で新たに認識し、デザイナーとクラフトマン(ものづくり)の歴史の奥深さをひしひしと感じさせてくれたことは、煉瓦造りの家々と窓の風景の中にさえありました。

何百年と受け継いでいる建物の窓から見える風景の中は、PH5やPHスタンドライト、名作の椅子が置かれ日常の中に溶け込んでいます。しかも外から見てもらう事を楽しんでいるような、カーテンが無いお宅も。一度インテリアを綺麗にしてしまうと、それを続けていく掃除などの努力が必要だとは思いますが、一年を通して家で過ごす時間が長かったり、来客も頻繁であるのがライフスタイルなのか、私が窓から見たお宅は大きな窓にカーテンはなく、きちんとレイアウトされたCH24とテーブル、ペンダントはラジオハウスVL45、キァビネットの上にはアートや小物も飾られて、椅子の脚元におもちゃも転がっていましたが、可愛い子供たちと名作の家具との暮しが連想できて、観てもいいよというような潔さが感じられました。幼い子供がいたとしても本物インテリアを楽しむ日常こそが、デザイン大国の生活とも言えるのではないでしょうか。(撮影はできなかったです)今回は、カールハンセン&サンの工場と、スカラップ空港のターミナル1の見学などを通して商品一つ一つのデザインそしてデザイナー、そして建築家でもあり建築を設計してその空間に入れるために椅子をデザインしているということが実に感慨深く身に染みました。

北欧家具

ゲルステッド カールハンセンの工場までの街並み

ルイスポールセン 照明

オーデンセの窓からの風景 PHランプは窓辺に飾られている

ラジオハウス 照明

VL45もよく見かけるリビング、キッチン、ホールの窓からも見えた

現地に降り立った最初の印象は、なんだか外国に来た気がしないと感じたことです。はて?沖縄でさえ飛行機降りた途端に空気が異国という感じですが、なんといってもこのデンマークは北海道や長野県と気候・風土がよく似ています。トランジットの関係で飛行機を降りたビルンはまるで初春の肌寒い北海道でした。皆さんがまだダウンを着ている頃です。ウインドブレイカーは持って来ましたが防寒着を持って来なかった事が最初の後悔です。だだっ広い道路と遠くに見える山々は旭川にいるのではないかと思ってしまうほどでした。また、樹々がとっても馴染み深いものが多かったせいもあります。

北欧
たぶんリンデンの樹
北欧
ライラック
北欧
これによく似た葉が上田にもあります

もう一つ大きな後悔は、英語力です。デンマーク人も中国をはじめ他国の人々はほとんど英語を話せます。ポケトークや携帯の翻訳ツールがあったとしても、コミュニュケーションを深めるのは中々難しく、いちいち「今のはなんて言ってました?」と聞けない場面もあるので、大体の単語からなんとなく理解するということもありました。最近はリスキリング「学び直し」も促進されています。幾つになっても学ぶべきだと痛感しました。

カールハンセン ソファ

デザイナー Rikke Frost(リッケ フロスト)新作について会見

カールハンセン テーブル

リッケフロスト サイドウエイソファと新作リビングテーブルの説明

コペンハーゲンのフラッグシップストアで彼女もデンマークの方ですが、デザインコンセプトなどを、流暢な英語で語られ、コミュニュケーションとペーパーコードの単語はわかったのですが、後からカールハンセンの今村さんから、円形を取り入れたデザインでコミュケーションをして欲しいことと、ペーパーコードを使うことでカールハンセンの伝統を取り入れたのような内容だったと話していただき、納得しました。また、携帯をテーブルの下に置いて、会話しましょうというのもコンセプトらしいです。また、出張中に英語の話に自信が持てず、人とのやり取りを引いてしまうことが何度かありました。痛恨の極みです。

カールハンセン 椅子

ハンスJウェグナー生誕110周年を記念し、長きに渡るコラボレーションに敬意を表した展示

Limited Offer チークのテーブルとCH24

言葉は通じない部分もあったけれど、デンマークの人々の印象は親切で堅実的な感じを受けました。ファッショナブルではないし、流行を追う感じもなく、スポーティでシンプル、ビジネスシーンでの服装や上流階級があるのかは分かりませんが、他国のようにハイブランドショップなどは多くなく、ブランドバックを持つ人は見かけなかったと言っても過言ではありません。ちなみにウォシュレットも、まあまあ高級ホテルにもありませんでした。スーパーマーケットにオーガニックのものもありましたが、そうでないものも多く、日本ほど多くのものから選べる感じもありませんでした。ただ車は国からの補助金があるらしく、電気自動車がかなりの割合を走っていてミラノサローネに行った時は、ミラノのタクシーのほとんどがプリウスだった記憶があり、今回デンマークに日本車はスズキとホンダがチラホラくらいで、自動車産業もSDGSに向かっているようです。全体的に一言で言うと、先ほどのマーケットのように、デパートに行ってみても、娯楽においてもが日本ほど多くのものに溢れてはいないと思われました。日照時間が短くなる時期が長いこともあるかもしれませんが、外向きではなく、家での暮らしを一番に考え、快適でより良いものにするのでしょうか・・

カールハンセン 家具
北欧照明
ペンダントライト

ヘニングコッペルの復刻した照明

久々の海外出張は不慣れなことも多かったけれど、実りある時間でした。塩田家具の現状に於いても、ここ数年多くのブランドを取り入れ、先々をどのような方針で経営していくかという基本を再検討するきっかけにもなり、自分自身のブレイクスルーにもなったと思います。引き続き次回はデンマーク(北欧)のデザインとものづくりの奥深さについて、私なりに感じたことをお伝えしたいと思います。

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