ロオチェア
材質

ロオチェアは、デンマーク語で「静けさ」を意味する名のラウンジチェアです。ハイメ・アジョンによりデザインされたロオチェアは、くつろぎの空間と自分自身に戻るひと時を生み出します。4本脚のベースは、クリアラッカー仕上げのオークのウッドベースとサテン仕上げのアルミ製ベースからお選びいただけます。 JH1モデルのロオチェアに使われているトランペット型のアルミ製ベースは、すそ広がりの円錐型のデザインが特徴的なハイメ・アジョンのエキセントリックなセラミックモデルを彷彿とさせる、アジョンならではのスタイルの証です。流れるようなゆったりとしたシェルの輪郭はソファの下まで続き、その先にある丸みを帯びた繊細な先端は、床の上でしっかりとバランスを保ちながら立つトゥシューズのようです。

スペイン出身のアーティスト兼デザイナーであるハイメ・アジョン(1974年生まれ)は、バロックやサーカス、スケートボードカルチャーといったさまざまな文化からインスピレーションを得ています。そんなアジョンの作品が表現するのは、ぬくもりとユーモア、そして遊び心。デザインに対するアジョンのアプローチは2011年以来、不動の人気を誇るシリーズという形でフリッツ・ハンセンのコレクションを彩り続けています。フラワーベースやキャンドルホルダーといったデコラティブなアイテムからソファやテーブル、チェアなどの家具にいたるまで、アジョンの作品はユニークで喜びに満ちた空間を創出します。

“Ro(ロオ)”その名が示すように、「ロオチェア」は日常の喧騒からそっと距離を置き、静かに自分自身に戻るための“パーソナル空間”を提供するラウンジチェアです。
特徴は、まるでカプセルのように身体を包み込む背の高いシェルと、ゆるやかに湾曲したシートのライン。内部には高密度ポリウレタンフォームが使用され、見た目以上にしっかりとしたホールド感と安心感のある座り心地。外側と内側でファブリックを貼り分けるツートーンデザインも、空間に軽やかな印象を添えています。

この椅子は、エッグチェアやスワンチェアのような北欧デザインの伝統に、柔らかさと遊び心を加えた、まさに“今の感性”が宿る一脚。
