コンテンポラリーでデモクラティックなデザインの先駆者であるポール・マッコブによりデザインされたプランナーシェルフには、彼のデザインの特徴であるグラフィックの美学とエレガントな表現が組み合わされています。部屋のデザインを形作る（プランする）のに役立つことから名付けられたシンプルでありながらも印象的なこのシェルフは、高さと構成の異なる3種類のモデルで展開しています。
強度の向上を実現した印象的なクロスブレースをはじめ、3つ半のシェルフが特徴的なMC510モデルのプランナーシェルフ。視覚的な透明性を追求したデザイナー、ポール・マッコブ特有のアプローチが投影されています。

ポール・マッコブは、デザイナーになる夢を追ってボストンからニューヨークに移り住みました。デザインは完全に独学でしたが、遠近法を深く理解していたことが、当時の最も重要なデザイナーの1人となる道を開きました。遠近法とスケールが特にマッコブのトレードマークであり、テーブルや棚、そしてランプまでもが、作品が置かれる空間に細心の注意を払ってデザインされました。細い線、シンプルなフォルム、そして独特の軽やかさがポール・マッコブの作品の特徴です。作品には、現実主義者そして完璧主義者だったマッコブの個性がはっきりと映し込まれています。