PH5 ルイスポールセン150周年記念限定色
北欧の照明メーカーの「Louis Poulsen(ルイスポールセン)」が今年150周年を迎えました。
それを記念して今年限定色がいくつか発売されました。
「PH5」「アーティチョーク」「AJミニテーブル」から150周年記念カラーが発売されています。
今回は大人気の照明の「PH5」にスポットを当ててみたいと思います。
PH5はどんな照明?
1958年にデンマークのデザイナー「ポール・ヘニングセン」によって生み出されました。
60年以上の長い歴史のあるペンダントライトです。
「UFOのような形」と良く言われる特徴的な見た目。
4枚のシェードから形成されていて、その間から漏れる光はアートのような美しさがあります。
「対数螺旋」という光と入射角と反射角が等しくなる曲線を用いてシェードが作られています。
そのおかげで綺麗な光のグラデーションが生まれるわけです。
見た目だけではない実用的なデザイン
その特徴的なデザインに目が行きがちですが、実用面も優れています。
それは「眩しくないけど、明るい」ということです。
PH5はテーブルの天板から60cmの高さが推奨の取付位置になります。
次にPH5のシェードを取った状態の写真です。
つまり、シェードのおかげで電球の眩しい光を遮る、かつテーブルは明るい。
「眩しくないけど、明るい」そんな相反する空間を作ってくれます。
以前書いたPH5の設置のポイントをまとめた記事もあります。
チェックしてみてください。
【ルイスポールセンのPH 5が暗いのは設置方法が間違っているから】
ポールヘニングセンの歴史
PH5は1958年(66年)前に生まれました。
世界的デザイナーである「ポールヘニングセン」が64歳の時です。
ポールヘニングセンが照明デザイナーとして脚光を浴びるきっかけとなったのが「PH3枚シェード」です。今でもこの3枚シェードはヘニングセンの様々な照明に応用されています。
明確にどの照明が初めてかという記録はないのですが、「PH3枚シェード」は1926年(98年)前に生まれました。ポールヘニングセンが32歳の時です。
このころからポールヘニングセンは照明デザイナーとして世界的な評価を受け始めました。
そこから「PH5」をデザインするまでに約30年の時間が経っています。
PH3枚シェードという「世界的な発明」を生んでから、30年の思考の凝縮の上に生まれた「PH5」
これだけの評価を受けているのも納得です。
似ている色を比べてみた
150周年限定色と似ている色味が3色あります。
「クラシックホワイト」
「モダンホワイト」
「モノクロームホワイト」
いずれも白基調の色ですが、微妙に色味が違います。
クラシックホワイト
シェード:白
リフレクター:青
フレーム:青
内側:赤
PH5が最初デザインされたオリジナルに近い色で、現在でも一番の人気のある色です。
白基調なのでお部屋に合わせやすく、フレームの青色もアクセントになっています。
クラシックホワイトは他の色と大きく異なる特徴があります。
それは内側が赤く塗装されてる事です。
内側の赤色に反射した光がリフレクターに当たり、夕焼けのようなきれなグラデーションが生まれます。
内側が塗装されているのは、「クラシック・ホワイト」と「150周年限定色」だけです。
モダンホワイト
シェード:白
リフレクター:ピンク
フレーム:マットな真鍮塗装
モダンホワイトはリフレクターとフレームが暖色系なので柔らかい印象になります。
フレームの真鍮もマットな光沢のないマットな塗装なので、落ち着いた印象です。
見上げた姿もどこかレトロな印象も感じます。
モノクロームホワイト
シェード:白
リフレクター:白
フレーム:白
2020年に登場した比較的新しい色です。
他の色とは違いリフレクターやフレームが白色で、全ての色が真っ白です。
しかし、真っ白であるからこそ光をつけた時に光の陰影が分かりやすいです。
昼間等で明かりを消した時は空間になじみやすく、一番空間に合わせやすい色味です。
また、モノクロームホワイトの白色は他の色味と違い少しマットな白色です。
微妙な違いですが、全体的な雰囲気も少し違って見えるような印象があります。
150周年限定色
シェード外側:白
シェード内側:ピンク
リフレクター:ピンク
フレーム:光沢のある真鍮塗装
内側:ピンク
最後に150周年限定色です。
他の色味とは違いシェードの内側がピンクの塗装を施されています。
広い範囲にピンクの塗装がされていますが、ほのかにピンクを感じるくらいで、そこまで強くピンク味を感じません。
2024年12月31日までの期間限定です。
是非皆様チェックしてみて下さい。
また、塩田家具では毎月第一土曜日に夜間の営業をしております。
昼間では想像しづらい明るさが分かりやすいのです。
実際の照明を見ながら、照明の選び方をお教えいたしますので是非お越しください。
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