ウレタン塗装とオイル仕上げとは?
木製の家具(主にダイニングテーブル等)を選ぶ際にウレタン塗装とオイル仕上げという文字を見かけたことはありませんでしょうか。
何が違うのか、どちらが自分に向いているのか分からず、悩みますよね・・・。
私もかなり悩みました(笑)
そしてお客様からもご相談いただくことが多いです。
そこで今回はオイル仕上げとウレタン塗装の違いについてお話させていただきます。
それぞれの特徴や利点を理解することで、大切な家具をより長く、美しく保つことができますよ。
家具の仕上げ オイル塗装とは?
オイル塗装は、木の表面にオイルを浸透させて仕上げる方法です。自然な風合いが魅力で、木目を活かした深みのある色合いが得られます。
- 特徴:
- 自然な質感: 木の呼吸を妨げず、ナチュラルな仕上がり。
- 呼吸性:木材が呼吸しやすく、湿気の調整が可能です。
- 部分的な修復が可能: 小さな傷や汚れは、オイルを塗り足すことで簡単にケアできます。
- 利点:
- 環境に優しい: 自然由来の素材が多く、安全性が高い。
- 経年変化: 使用するにつれて色合いや風合いが変わり、味わい深くなります。
- 注意点:
- 耐水性が低い: 水に弱く、湿気の多い場所では注意が必要です。
- 定期的なメンテナンスが必要: 定期的にオイルを塗布することで、効果を持続させる必要があります。
家具の仕上げ ウレタン塗装とは?
ウレタン塗装は、合成樹脂を使った塗装方法で、硬化することでしっかりとした膜を形成します。耐久性が高く、見た目も美しい仕上がりになります。
- 特徴:
- 高い耐久性: 傷や水分に強く、長持ちします。
- 光沢感: 美しい光沢が得られ、高級感を演出。
- 利点:
- メンテナンスが少ない: 一度塗装すれば、長期間保護されます。
- 掃除が簡単: 汚れがつきにくく、日常の手入れが楽です。
- 注意点:
- 木の質感が薄れる: 塗膜ができるため、自然な風合いがやや損なわれることがあります。
- 修復が難しい: 大きな傷ができた場合、再塗装が必要です。
オイル塗装かウレタン塗装かどちらを選ぶべき?
オイル塗装とウレタン塗装、それぞれの特徴を考慮して選ぶことが大切です。ナチュラルな仕上がりで経年変化をより楽しみたい方にはオイル塗装、耐久性やメンテナンスの手間を減らしたい方にはウレタン塗装がおすすめです。
まとめ
結局私は悩みに悩んでオイル塗装を選びました。
せっかくの無垢材ですしね!
2年使ってみて、やっぱり染みはできちゃいましたし、子供のフォークの打痕跡もついてしまいました。
しかしオイル仕上げですし、また自分でメンテナンスをすれば修復できるので寛容な気持ちでいれます(笑)
お手入れもオイルを塗ってあげると光沢が出るのでその工程すら楽しく思えますよ^^
愛着も湧きますし、家具を育てる喜びも感じます。
数十年後はかなり経年変化もして更に良い味が出るんだろうな、と密かに楽しみにしています。
話は逸れましたが、家具の塗装選びは、見た目や使い勝手に大きく影響します。自分のライフスタイルに合わせて、最適な塗装方法を選んで、愛着の持てる家具を長く楽しんでくださいね!
スタッフ ムカイツボ