少し前の話になってしまうんですが、徳島県の家具メーカーである「宮崎椅子制作所」の新作発表会に行ってきました。
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宮崎椅子製作所の歴史
新作のお話の前に宮崎椅子製作所がどんなメーカーさんかをお話します。
宮崎椅子製作所は1969年に創業された家具製造メーカーさんです。
基本的に国内外のデザイナーさんとタッグを組んで製品を生み出す方式を取っていて、
合理性の高いデザインとそれを実現できる技術力を兼ねそろえたメーカーさんだです。
個人的にも好きなメーカーさんで知らず知らずの内にご案内してしまいます!
宮崎椅子製作所の特徴を6つ紹介
①宮崎椅子製作所の優れたデザイン性
先ほどお伝えした通り、宮崎椅子製作所の製品は基本的にデザイナーさんとの協力によって生み出されています。
単純にデザイナーさんが描いた図面の物を制作するのではなく、何度もデザイナーさんが工場に訪れて打ち合わせを重ねていくワークショップ型のデザインに重きを置いています。
それもあって宮崎椅子製作所の製品は素直に「カッコいいなー!!」と思う事が多いです。
塩田家具のスタッフも宮崎椅子製作所の製品を持っている者も多いです!
②宮崎椅子製作所は価格が安い!?
「全ての製品にデザイナーさんがいる」と聞くと金額が高いんじゃないかと思われてしまいそうですが、そんなことはありません。
安いというと語弊があるのですが、
「このクオリティでこの金額!!」
とほぼ全ての商品に思います。
いろんな家具を扱っている家具屋だからこそ感じる感覚かもしれません。
宮崎椅子製作所の価格が安い理由があります。
③ショール―ムや営業さんがいない
国内である程度の生産量があるメーカーさんには自社の営業さんがいたり、自社のショールームが何個かあったりします。
宮崎椅子製作所はどちらもありません。
ショールームの建築費や賃料がかからず、営業を雇わないことが、製品のお手頃な価格に反映されています。
④徹底したロット生産
宮崎椅子製作所は他のメーカーさんと違う生産体制を取っています。
この時期はⒶという製品を作る
次の時期はⒷという製品を作る
といった徹底したロット生産を行っております。
タイミングを逃すと半年待ちになってしまうこともあります。
何故、この体制を取っているかというと「製品の品質を守る」ためです。
無理して品質を落としてまで生産量を上げない。
限られた時間や人員の中で、生産量と品質を保ちながら商品を作る
メーカーとしての誇り、クラフトマンシップをビシビシ感じます。
⑤世界に物作りを発信する
世界三大インテリア展示会の「ミラノサローネ」に宮崎椅子製作所は2012年から毎年展示していたり、
北米最大のインテリア展示会「ICFF」に展示するなど、世界に向けて日本のモノづくりを発信しています。
ミラノサローネは世界のトップ家具メーカーも出展しているとても大きな展示会です。
世界からも評価を得ている。とんでもないですね~。
⑥全ての製品にシリアルナンバーがついている
とても細かい点かもしれませんが宮崎椅子製作所の製品にはシリアルナンバーがついています。
これ意外と珍しいんです。
だからと言って何か変わる訳ではありませんが、一つ一つ責任を持って制作する心意気を感じます。
こういう細かい所が好きなんですよね~
さて、新作のお話をする前に結構長くなってしまったので分けたいと思います。
それではまた次回!
宮崎椅子製作所のインスタも載せておきますので是非チェックしてみてください!!