北欧の照明の特徴とは?【ヒュッゲな暮らしをデザイン 北欧のあかり展】に行ってきました②
前回はポールヘニングセンの事ばかりになってしまいましたので、今回は北欧の明かり展の事全体についてお話しします。(前回の投稿から随分と時間が経ってしまいました!)
AJウォール

ここまで綺麗に並べると壮観ですね!

AJウォールは1957年にコペンハーゲンのSASロイヤルホテル(現ラディソンコレクション)の建設に合わせてデザインされた照明です。
壁に掛けられた写真やアートを照らすように使う。
憧れの使い方ですね~
ルイスポールセン
「ペンダントライト PH 5-4½」
「テーブルライト PH2/2 クエスチョンマーク」

リビングテーブルの上のペンダントライトはだいたい床から110くらいの所でしょうか?
日本ではあまり見ない高さですが(テレビを見る時に邪魔になるからという意見が多いでしょうか?)低い位置のペンダントライトは豊かな空間になりますね。
アルテック
「ペンダントライト A331ビーハイブ」
「フロアライト A808」


今もなお愛され続けている照明や家具を数多く生み出したデザイナー「アルヴァ・アアルト」
写真のペンダントライトもフロアライトも生まれは1950年代で70年以上も歴史のある照明です。
リビングの中心を優しく照らすペンダントライト。
家族が自然と集まるような、そんな雰囲気もあります。
レクリント
「ペンダントライト 101S」
「テーブルライト 343」
「ブラケットライト 332」

北欧照明や北欧家具の発展に大きな功績を残した「コーアクリント」
強い光ではなく、弱く優しい光をところどころに配置する。
まさしく北欧の照明の考え方である「多灯使い」を表現している空間だと思います。

ヴァ―パン VPグローブ

「パンテラ」「フラワーポット」「パントンチェア」などの名作を生み出した「ヴァーナー・パントン」
斬新なフォルムやポップな色使いのデザインが多く、彼が活躍していた1960~1970年代当時ではなかなか万人受けしているモノではありませんでした。
それでも鮮やかな色彩やフォルムはお部屋のアクセントとなり、多くの人から愛されるアイテムとなりました。
私は「VPグローブ」を初めて実物を見たのですが、正直今回の北欧の明かり展で一番感動しました!
いつか自宅にも欲しいですね~

ユハレイヴィスカさんデザインのグッドシェパード教会に吊るされている照明
おそらく現在製造しているブランドは無いかと思います。
すごくかっこいい照明です!
欲しい!
ルイスポールセン × 和

ルイスポールセンの照明(机の横の照明はレクリントです)を和の空間にコーディネートしている写真です。
「北欧の照明って和の空間にも合いますよ」
と聞くことがあったのですが、見たものを信じる性格なのでほんとかな~と懐疑的でした。
この写真を見ると全然合っている事が証明されていると思います!
他にも様々な資料や貴重な映像があったのですが、ホントに良い展示会でした!
最後に言いたいことは
「照明を写真で取るのは難しい」
ということです。
やっぱり実際に見ていただくのが、照明の良さをしっかりと確認できます!