おしゃれな部屋づくりには“多灯使い”がオススメ|照明の陰影で空間に奥行きを
日々、照明についての情報を発信していると、照明が好きすぎて、つい力が入ってしまうのですが、
心地よい空間づくりにおいて「多灯使い」は本当に大事だと思っています。
Contents
「多灯使い」って?
“多灯使い”とは、簡単に言えば「ひとつの明かりで部屋全体を照らすのではなく、小さな明かりを部屋のあちこちに配置する」照明の考え方です。
それに対して、日本の多くの家庭で採用されているのが「一室一灯」。
部屋の真ん中にあるシーリングライトひとつで全体を照らす、あのスタイルですね。
どちらが良い・悪いではないのですが、
同じ部屋でも「一室一灯」と「多灯使い」では、空間の雰囲気がまったく違って見えます。


以前、同じ空間で照明だけ変えて撮影した写真があるのですが、改めて見ても…やっぱり全然違います。
多灯使いの魅力、それは「陰影」
多灯使いの良さはいくつかありますが、今回お伝えしたいのは「陰影が生まれること」。
1か所から強い光では無くて、いろんな場所から弱い光で照らすことで、光と影のバランスが空間に奥行きをもたらしてくれます。
つまり、空間が「おしゃれに見える」んです。

もちろん、照明そのもののデザインも大切なんですが、
大雑把に言ってしまえば――「陰影=おしゃれ」。
それくらい、陰影がもたらす雰囲気って大きいのです。
陰影がきれいに出る照明、集めました
今回は、店頭に展示している中から、特に陰影の出方がきれいな照明をいくつかご紹介します。
ルイスポールセン PH3/2テーブルランプ

ルイスポールセンを代表するPHシリーズの照明です。
電球の光がガラスシェードを透過して優しい光が広がります!
レクリント テーブルランプモデル306

北欧家具や照明の礎を気づいた、世界的なデザイナーコーア・クリントがデザインしたこちらの照明
プラスチックシートを幾何学的に織り込んだシェードが美しい光を広げます。
ルイスポールセン VLステュディオ

デンマークのデザイナーであり、建築家でもあるヴィルヘルム・ラウリッツェンがデザインした照明。
壁に光を当てる事で綺麗な陰影が広がります。
フリッツハンセン クラム テーブルランプ

上下のシェードの隙間から漏れる光が陰影のアクセントを加えてくれます!
是非とも壁際置きたいテーブルランプです!
まとめ
どれも、光の当たり方と影の出方がとても美しくて、空間に静かな存在感を与えてくれる照明たちです。
照明を選ぶとき、ついデザインばかりに目が行きがちですが、“光の出方”や“陰影”にも、ぜひ注目してみてください。
暮らしが、ほんの少し、豊かになるかもしれません!