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コラム照明

電球の話

夜が長くなってきましたので、照明に関するご相談が増える今日この頃です。

 

照明を語るうえでは避けて通れない「電球」についてのお話をしようと思います。

 

「W(ワット)」は明るさではない

よく、電球のパッケージに「100W」や「60W」など「40W」などが書かれていて、「W(ワット)」が明るさの基準と思われがちなのですが

実はワットはあくまで消費電力の値であって、明るさを表す単位ではないんです!

 

明るさを表す単位は「lm(ルーメン)」です。
ルーメンについてはまた後ほどお話するとして….

 

 

実はこのワットについてもややこしい話がありまして…

照明 明るさ 基準

 

LED電球のパッケージを見てみると「100W”相当”」であったり「60”形”」などと書かれています。

これがどういう意味かというと
「”白熱電球”の○○Wと同じくらいの明るさですよ」

というあいまいな意味なんです!

 

ややこしいですよね….

 

実際のところ100W相当と呼ばれるLED電球の消費電力は12~13W。
60W相当であれば、6~7Wくらいです。

 

ややこしいですよね….

 

無理に覚えなくてもいいかもしれませんが、覚えておいて損はありません!
明るさを比較するときに使わなくもない知識です!

 

 

明るさの単位「lm(ルーメン)」の話

 

「W」は消費電力の値です。
明るさを表す単位は「㏐(ルーメン)」です。

例えば100W相当のLED電球ですと、おおよそ1500ルーメンです。
60W相当のLED電球で700~800ルーメンです。

 

ワット数とルーメンはおおよそ比例の関係にありますので、ワット数は間接的には明るさ基準になっているといえばなっているんですよね。

 

ややこしいですね….

 

明るさの数値として「lux(ルクス)」という単位もあります。
ここでそれを話しだすと長くなってしまうので、別の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
ペンダントライトをつけるメリット

 

電気代ってどれくらいかかる?

これってとても気になる話だと思います。

■100W相当のLED電球(13W)の電球で計算していきます。
■電気料金のプランによって1kw(キロワット)当たりの電気料金が変わってきますがおおそよでわかりやすく「30円」で計算してみます。(1キロワット=1000ワット)

・13W ÷ 1000 = 0.013KW
・0.013KW × 30円 = 0.39円(1時間つけていた時の電気代です。)

 

例えば、毎日17時から23時まで(6時間)電気をつけていた場合は…
0.39円×6時間 = 2.34円

 

一か月で
2.34円×30日 = 70.2
という計算になります。

ちなみにこれを100Wの白熱電球で計算すると一か月で540円になります!

LED電球が普及しててよかった~と思います。

 

明るさの違い

消費電力が増えれば比例して、明かりも強くなります。

下の写真は「100W相当」と「60W相当」のLED電球に付け替えて比較した写真です。

写真では伝わりづらいかもしれませんが明るさの印象は全然違います。

まとめ

細かくて、ややこしい話しばかりしてしまいました。

ご自宅の照明選びに必要な知識かと言われるとそんなことはない知識かもしれません。

しかし、「知る」ことで普段の照明が違った見え方をするかもしれません。

ぜひ、何かの参考にしてみてください!

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