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折りたためるラウンジチェア ― キューバチェア(MG501)の魅力

キューバチェア(正式名称:MG501)は、1997年にデンマークのデザイナー「モーテン・グットラー」が生み出した比較的新しいラウンジチェアです。
「なぜキューバチェアと呼ばれているのか?」については、実ははっきりとした理由はわかっていないようです。ちょっと不思議な名前の由来も、この椅子の魅力のひとつかもしれません。
ゆったりと座れる快適さ


キューバチェアは座面が後傾していて、ゆったりと座れる椅子です。
また、座面も広く作られているので、写真のように胡坐をかいて座ることもできるなど、いろんな姿勢でくつろぐことができます。
折りたためるという大きな特徴
キューバチェアの最大の特徴は「折り畳める」ことです。
使わないときや掃除のときはサッと折りたたんで壁に立てかけておけます。
しかも、この立てかけた姿がすごく「絵」になります。

使わない時も、空間を邪魔せず、インテリアの一部として楽しめるのは嬉しいポイントです。
ラインナップについて
キューバチェアは、もともと屋外用として発売されました。
屋外仕様


耐水性の高いフラットロープと、油分が多く耐久性に優れた「チーク材」を使用。屋外での使用に適しています。
屋内仕様



その後、屋内仕様が登場しました。
こちらは「ペーパーコード(オーク材)」と「ウェービングコットン(チーク材)」の2種類から選べます。
比較的お手頃な理由

キューバチェアは、カール・ハンセン&サンのラウンジチェアの中では比較的手が届きやすい価格帯です。
実はその理由には背景があります。
通常、カールハンセンの家具はデンマークで製造されますが、アウトドア用のアイテムに限ってはベトナム工場で生産されています。
そのため人件費や輸送コストの関係で、価格が抑えられているのです。
ちなみに、もしこの椅子をデンマーク製でつくったとしたら、価格は50万円ほどになるとのことです。
コーディネートと使い方

折りたためる便利さから、キューバチェアはさまざまなシーンで活躍します。リビングはもちろん、庭やベランダ、ウッドデッキなど屋外でも大活躍。軽やかに持ち運んで、その時々の暮らしの場に合わせて楽しむことができます。

まとめ
キューバチェア(MG501)は、折りたたんで収納できる実用性と、シンプルで美しいデザインを兼ね備えたラウンジチェアです。
気軽に持ち運んで、暮らしの中のいろいろな場所でリラックスできる一脚。
「折り畳んでも美しい椅子」という意外と他にない部分もキューバチェアの大きな魅力です。