レクリントのショールームに行ってきました!
先日東京に行ってきた際に北欧の照明メーカーの「LE KLINT(レクリント)」のショールームに行ってきました!
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レクリントの歴史
レクリントは1943年に「ターエ・クリント」によって創業されました。
しかし、そのルーツを辿っていくと1901年に彼の父であり建築家の「 P.V. イェンセン・クリント」が生み出した一つの「趣味」でした

1900年頃はまだ電気が一般家庭には普及しておらず、オイルランプが主流の時代でした。
オイルランプの光を拡散するためにP.V. イェンセン・クリントの趣味の延長線の「折り紙」でシェードを作ったところから「レクリント」の歴史は始まりました。
デザイナーとのコラボレーション
レクリントの現在様々なデザイナーさんとのコラボレーションによって製品が生み出されています。
その中でも代表的なデザイナーである「コーア・クリント」
「デンマーク近代家具の父」として知られ、卓越したデザインと教育の両面から、時代を超えて数多くのデザイナーに影響を及ぼしてきた。
教え子の中には「Yチェア」生み出した「ハンス・J・ウェグナー」
「J39」を生み出した「ボーエ・モーエンセン」などもいます。
一枚の紙から作られています!
レクリントの特徴的なシェードの素材は2種類あります。
難燃性PE樹脂シート

簡単に言うとプラスチック系のシートです。
ただ、シートの厚さは製品ごとに違うとのことで、プラスチックと言っても「光り方」や「見え方」を左右する重要なものです。
樹脂シートはシェードだけ取り外して、水洗いすることも可能です!
お掃除しやすいのはうれしいポイントですね!
ペーパーシート

名前の通り紙性のシートです。
樹脂シートとは違って水洗いができないので、お手入れは気を使うかもしれません。
しかし、「雰囲気」がとても良いです!
紙シェードにしか出せない光の拡散加減は目を見張るものがあります!
どちらの素材にしても”一枚のシート”から追ってシェードの形を作っています。
職人さんは基礎的な技術を身に着けるまで3年。
一人前になるのに10年必要との事です。
とんでもなく大変なお仕事です。
注目の照明
塩田家具でもいくつか展示を検討しているのですがその中からいくつかご紹介!
ラメラ

キノコの裏側のヒダに似ていることから名づけられたこちらの照明。
ぷっくり丸みのあるフォルムが特徴的で可愛いペンダントライトです。

ラメラはシートに熱を加えて形成しています。
レクリントの中で唯一の製法違った製法を使用しています。
モデル101

写真これしかありませんでした!!泣
コーアクリントがデザインしたペンダントライトです。
シンプルながらも、上部の真鍮がアクセントになっています。
幾何学的な折り目も素敵ですね!
ブーケシリーズ

デザイナー「センヤ・スヴァー・ダムケア」がイタリアのマーケットで見かけたチューリップの花束から着想を得て生み出された照明。
テーブルライトやフロアライト、ペンダントライトなど様々なシリーズが展開されている人気の照明です。
5つのシェードがつられている「ブーケ5」はインパクトがありながらも、やさしさも感じられるペンダントライトです。

同じ「ブーケ」シリーズのテーブルライトです。
まさにチューリップを思わせる可愛らしいデザインが魅力的です。
モデル107

モデル180はコーアクリントの息子である「エスベン・クリント」がデザインしたペンダントライトです。


モデル375(テーブルライト)、モデル180(ペンダントライト)はモデル107をレクリントのデザインチームがリデザインして生み出した照明です。
コーアクリントの息子さんなだけあってモデル101にも似ている所が「親子っぽいな~」と感じて勝手に親近感を感じてしまいます。
スノードロップ

ここ数年で人気が爆発している照明です。
浮遊感のあるデザインが特徴的です。
シェードの角度も変えられるので使い勝手もいいです!
こちらは樹脂シートとペーパーシートがどちらも選べます。
フロアライトとかテーブルライトとかって、コンセントがあれば後から追加できるのでお部屋の雰囲気を変えたいときにオススメのアイテムです!!
モデル314

ぷっくりとしたオパールガラスが可愛らしいテーブルライト。
異素材の組み合わせがグッドです!
新製品も登場しています

今年発売された「モデル334」
レクリントのシェードはもともと白色しかありませんでしたが、モデル334はペーパーシェードで7色展開です。
写真だと全然伝わらないのですが、とても絶妙な色味加減で日本の住宅にも取り入れやすそうだなと感じました。
他にも様々な照明がありますが、いろいろ検討して塩田家具にも展示を増やしていこうと思います!


