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一枚板テーブルはなぜ日本に多い?北欧家具との違いから見える価値観
一枚板のテーブルが入荷しました。
元来美しい木目、節の無い材が良いとされることの多い一枚板ですが、北欧家具が好きな私にとっては、これまで少し距離を感じる存在でもありました。
今回は、日本とデンマークの森林率の違いという視点から、一枚板テーブルの価値について考えてみたいと思います。
一枚板テーブルは日本特有?人気が高い理由

一枚板のテーブルは、日本の家具市場では非常に人気の高いアイテムです。
無垢材そのものの美しさを楽しむという価値観は、日本の住文化や木材資源の豊かさと深く関係していると感じています。
デンマークの森林率は?北欧で木材資源が少ない理由

北欧(特にデンマーク)は木材資源が限られた国です。
18世紀ごろの森林率はわずか2〜4%。
現在でも約14〜15%と、北欧諸国の中で最も少ない水準です。
※森林率:林野庁・FAO資料より
この環境が、家具づくりの方向性に大きな影響を与えました。
北欧家具が発展した理由|限られた木材が生んだデザイン

デンマークでは、限られた木材を効率良く使う必要がありました。
そのため、
・部材を細くする
・接合技術を高める
・成形合板を活用する
といった加工技術とデザインによって家具を成立させる文化が発展しました。
素材そのものではなく、人の手による設計と構造に価値が置かれている点が特徴です。

日本の森林率67%が支える一枚板テーブル文化
一方で日本の森林率は67%(林野庁)。
先進国の中でもトップクラスの森林大国です。

この資源の豊かさが、
「素材そのものの美しさを活かす」
という一枚板の文化を支えている要因の一つだと考えられます。
一枚板テーブルに感じていた違和感の正体
北欧家具好きの私としては、一枚板はこれまで少し特別な存在でした。
素材の良し悪しによって価値が決まること、素材の美しさそのものが評価のすべてになってしまうことに、どこか違和感を覚えていました。
素材の“才能”だけが評価されているように感じていたのかもしれません。
ちぎり加工とは?無垢材の割れを防ぐ伝統技術
今回入荷した一枚板は、二股に分かれ、節があり、形もいびつです。
決して“優等生”な材ではありません。
その一枚に施された「ちぎり」。
木材が収縮する際に発生するヒビを抑えるための、くさび状の加工です。

素材だけではない|人の手が生む一枚板の価値

この一枚板の契りは細い真鍮が使われています。
勉強不足ですが、あまり見たことがありませんでした。
一枚板の存在感と、真鍮のアクセント。
今までに無い一枚板の姿を見たような気がして、

そこに、北欧家具と通じる手仕事の価値を見つけた気がしています。
長野で一枚板テーブルをお探しの方へ|塩田家具の入荷情報
色々言いましたが、個性のある一枚板が入荷しましたという事です。
他にも、2枚ハギのブックマッチのテーブルも入荷しました。
ぜひ店頭でご覧ください。

