ANT (アント・アリンコチェア)
材質
暮らしを彩る名作椅子 — フリッツ・ハンセン「アリンコチェア」
デンマークを代表する家具ブランド、フリッツ・ハンセンの名作「アリンコチェア(Ant Chair)」。
1952年に建築家兼デザイナーのアルネ・ヤコブセンによって誕生しました。
この椅子はデンマークの製薬会社「ノボ ノルディスク」の社員食堂のためにデザインされましたが、その独創的なフォルムと機能美が世界中で高く評価され、瞬く間に家庭や公共の空間へと広がりました。

アントチェアの最大の特徴は、その名の通りアリ(Ant)のように細くくびれた背もたれと、滑らかなカーブを描く座面です。成形合板による一体成型の技術は、当時としては革新的であり、人間工学に基づいたシルエットは、見た目の美しさだけでなく、快適な座り心地です。

素材には高品質の木材とスチールを使用。薄く軽量でありながらも高い耐久性を誇ります。
また、積み重ねて収納できるので、お部屋をすっきり保てます。そのシンプルかつ彫刻的な美しさは、ダイニングルームやオフィス、カフェなど、さまざまな空間に合います。

さらに、前面に布や革を張った「フロントパディング」モデルもあります。これにより、座り心地がさらに向上し、見た目のバリエーションも豊富になっています。
70年以上にわたり、多くの人々に愛され続けている「アリンコチェア」。
有機的でミニマルな意匠と大量生産に適した構造を両立したアントチェアは、その後の《セブンチェア(Series 7, 1955)》などヤコブセンの一連の椅子デザインの先駆けとなり、デンマークのみならず世界のモダンデザイン史に残る作品となっていますあなたのお部屋にも、この北欧デザインの名作を取り入れてみませんか?
仕様
- 品番
- 3101
- DESIGN
- アルネ・ヤコブセン/1952年