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FRITZ HANSEN

LILY(リリー) アームチェア 3208

1968年、デンマーク国立銀行のためにアルネ・ヤコブセンがデザインした「LILY(リリー)」。

ヤコブセンが晩年に手がけたチェアのひとつであり、その流れるようなフォルムは、まるで花が開く瞬間を思わせる優雅なシルエットが特徴です。翌1969年にはアーム付きモデルも誕生し、現在ではヤコブセンを代表する名作のひとつとして高く評価されています。

一見するとシンプルなデザインですが、実はフリッツ・ハンセンが長年培ってきた成形合板技術の粋が詰め込まれています。身体のラインに合わせて立体的に成形されたシェルは、美しい曲線と優れた座り心地を両立。製品化当時は歩留まりが極めて低く、高度な技術が求められたことから、生産期間はわずか数年にとどまりました。

その後、製造技術の進化によって、ヤコブセンが思い描いたフォルムをより忠実に再現できるようになり、リリー誕生50周年を機に、デザイン当時にも存在したナチュラルウッド仕様がウォルナットモデルとして復刻しました。

どの角度から眺めても美しい造形は、ダイニングチェアとしてはもちろん、空間を彩る一脚としても存在感を放ちます。アルネ・ヤコブセンが最後にたどり着いたデザイン思想と、フリッツ・ハンセンの高度なクラフトマンシップが融合した、時代を超えて愛される名作です。

仕様

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