復刻を果たした「ユニバースソファ」

こんにちは。スタッフのベップです。
1960年代にデザインされた「ユニバースソファ」が、2025年についに正規復刻を果たしました。

驚くべきは、その復刻を96歳のカイ・クリスチャンセン本人が直接監修しているという事実です。半世紀以上前のオリジナルから、背の曲線をより美しく描き直し、現代の暮らしにも馴染むしなやかなフォルムへとアップデート。ソファという家具において「後ろ姿」までがこれほど美しい例は、そう多くはないと思います。取扱いできることが嬉しいソファ。

デンマークモダンを支えた生きる伝説

カイ・クリスチャンセンは、デンマークモダンデザインの父と呼ばれるコーア・クリントの門下生です。
日本ではアルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーといった巨匠の陰に隠れがちですが、実際にはデンマークモダンの黄金期を支えた重要な存在でした。

そして現在、コーア・クリントが王立芸術アカデミーで教壇に立っていた時代を知る、最後の現役デザイナーでもあります。まさに「生きる伝説」と呼ぶにふさわしい存在！

カイ・クリスチャンセンについて、詳しくはこちら

日本・徳島での復刻という奇跡

そんなカイ・クリスチャンセンの作品を復刻しているのが、日本・徳島県の宮崎椅子製作所です。
北欧デザインの歴史的名作と、宮崎椅子製作製作所の職人による精緻な木工技術。

北欧のデザイン史と日本の職人技が交わる、稀有なソファです。

当店でご覧いただけるラインナップ

塩田家具では、このユニバースソファに加え、ヴィンテージ市場でも人気を誇るカイ・クリスチャンセンの代表作No.42も展示中です。さらに年末には、ペーパーナイフソファも展示入荷を予定しています。

デンマークモダンデザインの系譜を体現するソファを、日本の職人がいかに高い精度で再現しているか。ぜひ店頭でその魅力をお確かめください。