デンマーク出張② インテリアにゆかりのあるデンマークの建築
更新が遅くなりすいません!
今回はコペンハーゲンの建物についてご紹介します!
Contents
PHアーティチョークの聖地「ランゲリーニュ・パビリオン」


第一の目的地に到着しました!
北欧照明の名作照明「PHアーティチョーク」が生まれた場所
1958年にデザイナーの「ポール・ヘニングセン」がレストラン「ランゲリーニュ・パビリオン」のためにデザインして生み出されたペンダントライトが「PHアーティチョーク」です。


今まで、話でしか聞いたことはありませんでしたが、実際に目にすることが出来ました!
聖地巡礼の人が集まっているのかなと思いましたが、意外と空いていました!
今はイベント会場的な感じで使用されているみたいです。
もしかすれば中に入れるかと思いましたが、全然入れませんでした(泣)



ランゲリーニュパビリオンについて
ここの建物周辺は1660年代に軍事要塞の一部として、設けられた場所でした。
19世紀になり、要塞としての目的が不要になってきてから、現在のような公園や散策のための場所として使われてきたとのことです。
また、ランゲリーニュパビリオン自体は1884年に建設されました。(デンマークヨット協会なる団体のために建てられたらしいです。)
しかし、1902年に建て替え。
1944年、第2次世界大戦の最中に破壊され
1958年に現在の姿で建築されました。
ランゲリーニュパビリオンのHPで書かれている事を翻訳した感じなので、もしかすると読み違えてるかもしれません。
詳細は以下のHPから読んでみてください!!
アルネヤコブセンの名作が生まれたホテル「SASロイヤルホテル」

次のお目当ては「SASロイヤルホテル(ラディソンコレクションホテル)」
SASロイヤルホテルの建築では、今日も魅力を発し続ける名作が、このホテルの建築とともに生まれました。



SASロイヤルホテルは1960年に建設されたデンマークを代表する建築です。
22階建ては高さ約70メートルの高層建築です。
SASロイヤルホテルは航空旅行が拡大していた1950年代、海外から訪れる旅行者を迎え、コペンハーゲンから世界へ送り出す「国際旅行の拠点」の象徴として計画された建物でした。
当時は実際にホテルで飛行機のチェックインをして、シャトルバスで飛行場まで乗って行っていたらしいです。
コペンハーゲン初の高層建築
SASロイヤルホテルは当時、コペンハーゲン初の高層建築物でした。
アルネヤコブセンはニューヨークの「Lever House(レバーハウス)」からインスピレーションを受けてSASロイヤルホテルの設計をされたとのことです。

上がレバーハウスの写真です。
確かにインスピっているのが分かります。
建築当初は批判的な意見も..。



上は前回のブログで紹介したデンマークの街並みです。
築100~200年の建物が並ぶ中で

この建物が存在するのは、確かに異質だと思います。
現在は周辺建物も近代化している様子でしたが、当時は伝統的なコペンハーゲンとはまったく違う、アメリカ的・国際的なモダニズム建築を街の中心に持ち込んだというわけですので、批判はあったことは想像しやすいです。
ヤコブセン自身も建物は「パンチカード」や「ガラスの葉巻箱」などと呼ばれてたみたいです。
コペンハーゲンで最も醜い建物を選ぶ企画で1位になったことさえあったと自虐していたコメントも残っていました。

これがパンチカードです。
なるほど。
606号室
SASロイヤルホテルの中でも「606号室」は特別なお部屋です。
1960年にアルネ・ヤコブセンがホテル全体に行ったトータルデザインを再現しているお部屋です。
一度は泊まってみたいですね~

様々な名作が生み出されました。
SASロイヤルホテルの建築に合わせて様々な家具や照明が生まれました。






ホテルの建築に合わせて生まれたモノや、ホテルをきっかけに有名になったもの等いろいろありますが、「SASロイヤルホテル」はインテリア史の中でも大きな出来事であったことは間違いありません。
SAS Royal Hotel: Birthplace of The Swan and The Egg – Danish Architecture Center – DAC
SASロイヤルホテル – アルネ・ヤコブセン
ヴィルヘルムラウリッツェンの設計「ラジオハウス」

こちらも外せません。
1945年に建築されたこちらの建物。
その名の通り、ラジオの放送局として建築されました。
現在は音楽の学校として使用されているみたいです。
こちらも調べてみるといろいろ興味深かったです。
ラジオハウスが出来る前は…
ラジオハウスを放送局として使用する前はコペンハーゲンの中心部にある「ステーレカッセン(Stærekaassen)」という建物でラジオを放送していたとのことです。
ステーレカッセンは1931年に建設されました。
当時は結構批判されていたみたいです。
道路の上をまたぐように設計されていて、「街の景観を崩している!!」などと言われていたり…。
色々差し迫った事情があったみたいで(詳しくは参考にしたHPをご覧ください)劇場とラジオの放送局を兼ね備えた建物として建築されたのですが、そのせいなのか色々不具合もあったみたいで、
・座席数があまりにも多い
・音響が悪かった
・ラジオ局用の部屋が狭すぎた
などと使い勝手が悪かったみたいです。
そんな不評の影響もあってか、なかってか、特徴的な箱型の外観から「Stærekassen(ムクドリの巣箱)」というあだ名まで付けられました。
ちなみに、ポール・ヘニングセンも当時は批判していたみたいです。
取り壊しの案も何度も出たようですが、現在では「歴史的で結構おもむきあるやん」という感じで評価されているみたいです。
何とも人の評価というのは流動的であてにならないですね。
Danmarks Radio 1925- – Danmarkshistorien | Lex
Stærekaassen – ウィキペディア
そんな背景がある中で、ラジオハウスを設計したヴィルヘルム・ラウリッツェンはプレッシャーは凄かったんですかね~??
はかり知れません。
ラジオハウスと共に生まれた名作照明たち
ちなみにラジオハウスの建築に当たり様々なインテリアが生み出されました。
特に有名なのが「VL45ラジオハウスペンダント」

ラジオハウスペンダントは1950年代前後に廃盤になりました。
ファンの間では長らく「幻の照明」とされてきましたが、2016年に復刻されました。
それからしばらくして、ルイスポールセンの中でも人気の照明になります。
その後、カラー展開が増えたり



ポータブルランプバージョンも出ています!

とても人気の照明です。
まとめ
他にもコペンハーゲンの建築はいくつか拝見しましたが、今回は「インテリアに関係している建物」に絞りました。
こうしてブログを書いていて強く感じたことがあります。
「実際に行ってみると現実味が増すな~」
という事です。
今回紹介した建物も以前から知っている建物でしたが、どこか現実離れした存在でした。
表層の情報のみを撫でた程度の情報しか知りませんでした。(今回もそうかもしれませんが)
今回の出張で実際に見て、肌で感じる事で、自分ごとになり、興味が湧く!
情報社会の今、離れた場所でも情報を得る事が出来ます。
しかし、実際に自分の目で見ることの大切さを、改めて強く感じる事が出来ました。
こうして知識が深まって思う事…。
「もう一回デンマーク行きて~~~~~」
です。
それでは次回は私の大好きな「ルイスポールセン編」です。
いつになるか分かりませんが、なるべく早く書きます!
前回の記事
デンマーク出張① 日本と違うところ