北欧の家具と日本の家具。色の組み合わせ
ご新築のお家にダイニングチェアと照明とソファを納品させていただきました。
ダイニングテーブル、ソファ 「チェリー」
チェア 「オーク」「ウォルナット」
床 「オーク」
様々な樹種を使っております。
「床の色と家具は合わせた方が良いの?」と良く聞かれるのですが
「必ずしも揃えなくても良い」と思っていただける家具の組み合わせではないでしょうか。
Contents
チェア カールハンセン&サン CH36
北欧を代表する家具メーカーのカールハンセン&サンの「CH36」
世界的なデザイナー「ハンス・J・ウェグナー」氏がデザインしました。
「CH24(Yチェア)」「PP501(ザチェア)」などの世界的にも有名なチェアを始め、生涯で500脚以上のチェアの生み出し「椅子の巨匠」と称されているデザイナーです。
「CH36」は1962年にデザインされました。
座面はペーパーコードという上部な紙で編まれていて「CH24(Yチェア)」と似ているように感じるのですが、貫の位置や、テーパーのかかった脚等、CH24に比べ直線的な雰囲気です。
背中の部分は背中の形に合わせて3次元の変化をしており、直線的なフォルムとは違い優しい掛け心地です。
肘掛けがないので幅がコンパクトな上に机にもすっきり納める事が出来ます。
チェア Takayama Wood Works ファンバックチェア
岐阜県高山で作られているチェア。
デザイナーは日本人デザイナー「岩倉 榮利」氏
グッドデザイン賞を始め国内外で多数の受賞を納めるデザイナーです。
ウォルナットの座面と笠木、オークのスポークと脚部とのコントラストが美しいチェアです。
長時間座りやすい工夫もされており、お尻の形に合わせて座面を削る「ざぐり」加工がされています。
ペンダントライト Louis Poulsen PH5 ミニ
ダイニングテーブルの上の照明は北欧を代表する照明メーカーLouis polsenの「PH5 ミニ」
元々のPH5は直径50cmなのですが、テーブルの大きさに合わせてPH5ミニ(直径30cm)をお選びいただきました。
テーブル面はしっかりと照らしながら、座る人がまぶしくないように設計されています。
4枚の羽根で構成されているシェードからは柔らかな光が零れていて、絶妙な光のグラデーションに心奪われてしまいます。
灯りをつけている時はもちろんですが、つけていないときでも美しいのがLois poullsenの照明の特徴です。
ソファ SOLID SLC02
ソファは塩田家具でも人気のSLC02
家具の名産地である福岡県の大川で作られています。
ブラックチェリーのフレームと青い張地が綺麗なソファです。
肘部分がない分、座れる範囲が広いのでたくさんの方が座っていただけます。
色の組み合わせについて
「ウォルナット」と「ブラックチェリー」は実は経年変化で色味が似ていきます。
さらに「オーク」の明るい床に対して「ウォルナット」や「ブラックチェリー」のような濃い色の家具を置くと空間にアクセントとなり、空間にメリハリがでます。
また、”日本の家具”に”北欧の家具”
言葉だけ聞くと「合わないんじゃないか?」と思われるかもしれませんが写真を見ていた通り「そんなことはございません」と自信を持ってはっきり言えます。
「別の物を組み合わせる」
少し勇気のいる選択かもしれませんが、しっかりと考えた上で選んでいただくと素晴らしい空間が出来上がります。